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誕生日のサプライズ

夜。締め切りのレポートに追われ作業していると、友達から電話。
「どうしてる?何だか眠れなくて・・・」

かわいいやつだ、と思いつつ相手をする。

しばらくして、突然ドアをたたく音。
ごんっ!ごんっ!

なに?酔っ払い??!

ルームメイトのエミリーもびっくりして二人でチェク君の部屋に駆け込む。

「チェク~、起きて~!外に何かいるんだってば!」


「だれ?」

恐る恐るドアを開けるチェク君。

チェク君が倒された時のために、ほうきを構える。

そこには、ケーキとカメラを構えた酔っ払いたちがいたのでした。
状況が飲み込めずにぼーぜんとするパジャマ姿を撮影されてしまったのだった・・・

あとで友人が「包丁持って出てきたらどうしようかと思った」
なんて言うので、うちで一番大きな包丁(バターナイフ)を見せると大笑いだった。




おつまみとビールを持って車2台で真夜中のドライブ。
誰もいないジャングルでの居酒屋。
ふらふらになりながら家路に着いたのは明け方の3時半。


とうとう大台の30代。
ブータンで迎えた30代初めの一生忘れられない出来事でした。

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お別れのとき

とうとうインド人トレーナー、ネギジの帰国日。
ここ1週間、私たち5人(ブータン人スタッフ2人とリサーチャー2人とネギジ)は、夜な夜なバーに向

かい、ビールを調達しては、誰もいない夜のジャングルで飲み明かし、農家の家を訪れてはアラ・バンチ

ャン(地酒)に出くわし、親交を深めていたのだった。
やつらは唄うは踊るわ・・・。

夜中のジャングルの凛とした静けさが心地よい。
明かり一つない世界で、空気の澄んだ夜空には億万の星が広がっていた。
こんな世界もあったのだなと、しみじみする。
ま、隣では酔っ払いたちがうるさいのだけど・・・^^

また、このでっかくて小さな星の下で会おうね!と約束し分かれる。
短期でボランティアに来ていたブータン人スタッフも去る。

エミリーも残すところあと2週間。
一人、また一人と元いた場所に帰っていくのだなぁ。
私はこの先どこに向かうのだろうか・・・?


薬草を求めてジャングル探検

インド人のオーガニック普及員、ネギジと共にジャングル探検。
ネギジもブータンの植生を把握する必要があるとのことで、数人のブータン人スタッフを連れ、お弁当をもって出発。

植物を見つけては、どういう効用があるのか説明してくれる。
野外の薬草講座だった。

Bantarで2週間ホームステイした農家の伝統医学の知識や、CNRでの薬草講義に触れて以来、薬草のことが気になってしょうがない。
栽培されている薬草でなく、こうやってジャングルを探検しながら薬草探しをするのはとてもわくわくする体験でした。


染料につかわれるLanilu、皮膚病にも使われるという。
これ、どこかで見たと思いノートを見返すと、以前Bantarの農家が教えてくれた、Boxiという魔物に噛まれたときにできる黒い歯型を消すのに使われるという薬草だった。
民俗伝承と伝統医学は密接につながっているのだ。
ふーん、これはおもしろい。




▲Lanilu

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ブータンフィールド便り4号

ブータンフィールドニュース第4号を発行しました。


内容:
ブータンの大学、研究機関訪問
農村における伝統医学知識
コミュニティガーデン
など


英語になりますがよろしければこちらからダウンロードください。
コメントなどいただけるとうれしいです。

「Go Organic@Bhutan」第4号



バックナンバー
「Go Organic@Bhutan」第1号

「Go Organic@Bhutan」第2号
「Go Organic@Bhutan」第3号

有機農業トレーニング始まる

ブータンをくるっと1周すること2週間ぶりにDeothangにもどってきました。
町のみんながしばらく見なかったけどどこにいってたの?と声をかけてくれる。
全国1周してきたというと、よかったねぇ!と自分のことのように喜んでくれる。

さて、こちらではしばらく留守の間に変化が起こっていた。
インドからオーガニック普及の専門家を呼び、10日間の集中トレーニングが始まっていた。
彼は、3月にブータン人農家20人がインドでトレーニングを受けた際にお世話になったNGOスタッフだ。

(詳細は3月の日記で。)
http://agroecology.blog.shinobi.jp/Entry/306/

インドでのオーガニックトレーニングに参加した有機農家2人がヘルプに入ってデモストレーション資材を準備。
地元にある資源を利用したコンポスト、punch gavier(土壌微生物活性資材)を作って見せる。





10日間の日程で5つの村でトレーニング、1村約30名の農家が参加した。
農家たちは意欲的に参加し、たくさんの質問があがった。

どうやって種を自家採取すればいいか?とくにカリフラワーが難しいのだけど?
とうもろこしの収穫後、50%は虫にやられてだめになる。どうすればいいか?
みかんが落ちるのはなぜか?どうすれば農薬なしで防げるのか?
Ureaを辞めたら収穫が落ちたけど?

などなど。
彼の弁舌はとてもわかりやすく、説得力があり、私も勉強になりました。



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ブータンの大学で薬草について学ぶ

ティンプーからウォンディ行きのバスは2時に出発。
4時すぎに着くからPunakha Dzongを見学してからLobesaに向かおう!と思っていたのだけど、思わぬランチブレークが入り、着いたのは5時半だった。
Punakhaはあきらめ、CNRの講師に連絡。バス停まで迎えにきてもらう。

キャンパスは思ったより大きく、昔ながらの建築様式でいかにもブータンらしい。
ついて早速キャンパスと薬草園を案内してもらった。
CNRのレクチャーには薬草学もあるという。授業のスライドを入手し、ブータン薬草辞典を片手に薬草園を散策。
薬草プロジェクト担当のソナン氏の解説を聞くと、ますます興味がわいてきた。
インドやモンガルのリサーチセンターから集めてきたという種を少しづつ分けてもらった。
日本で育つのかわからないけど、帰ったらポット栽培してみたい。






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ブータンのリサーチ機関見学

農業、林業、畜産業の3つをブータンではRNR(renewable Natural Resource)セクターと総称する。
RNRリサーチセンター(日本でいう普及試験所)は全国に4つあり、

RNR jakar 畜産
RNR yusipang 林業
RNR Wenkhar 園芸
RNR Bajo 農業

と管轄が分かれている。
RNR Jakar、BajoとWenkhar、そしてWhenkharの支部であるLimithangを見学させてもらった。

Jakarの牧草育種圃場






BajoでのJICAシニアボランティアの方によるあきたこまち実験圃場





Wenkharの果樹園には日本の味そのものの、甘くてジューシーなもも、ナシ。
ちゃんとパッキングすればNu.80/kgという高価格で売れるのだとか。





Wenkharではメディカルハーブの育種圃場があり、女性グループを対象とした、石鹸やシャンプーなどの製品加工のワークショップを行っている。




Limithangは標高600mと亜熱帯圏。
ランの育種、マンゴー、アボガド、ドラゴンフルーツ、マンダリンなどの品種改良がおこなわれている。





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ブムタンのチーズ工場に思うこと

スイスの援助で立てられたスイスブラウンの牛舎とチーズ工場を見学。
ここのチーズは1kgNu.300と破格だけど、味は格別!

ブータンのチーズはヨーグルトが固まったような感じで味がしない。
料理に使うにはいいけど、直接食べられたものじゃない。
評判に聞いてたブムタンチーズは、ブムタン産ビール、レッドパンダによく合うおつまみなのでした




お土産屋さんには他にも自家製ジュースにハーブの石鹸、レモングラスの香水などが。
観光地だけあって、お土産のバラエティも豊富。
その点サムドラップ・ジョンカルには乾燥された唐辛子やなすびの他、加工品は何もない。
消費需要がないためだれも作らないのだというが、学校や軍の設備などターゲットとなる顧客はたくさんあるように思える。
だれもやってないところにビジネスチャンスがあるのではないだろうか。

サムドラップ・ジョンカルなど南部は他の地域に比べて開発が遅れている。
その分手つかずの自然があり、標高3000m近い北部とは異なり、亜熱帯圏の気候を生かした食品を加工すればマーケットも広がるように思う。
競争社会でがっつり育ったアッサムを競争相手にするには、のんびりしたシャイなブータン人の性格じゃちょっとな、、、と思うのだけど、ブータンブランドは海外に向けて売れるのではないだろうか。


現在、サムドラップ・ジョンカルでは海外輸出を目指したコーヒー農園の開発が進められている。

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Bhumthang Sechu

ブムタンでは友人が紹介してくれた親戚夫婦にお世話になる。
会ったことのない人なのに、いきなり行っても大丈夫なのか心配だったのだけど、2人とも温かく迎えてくれた。

ブータンでは、親戚や同村の子供を預かることは当たり前。
小学校まで歩いて2,3時間という村もあり、たいてい学校に近い親戚や知り合いの家に預ける。
だから親戚から知らない人の面倒を見てくれと言われても特に抵抗はない、とのことだった。


今日はSechuという一年に一度のお祭りの最終日だということで、一緒に見に行くことに。
一年に一度だけ公開されるというタンカ(仏画)の前にはたくさんの人が集まっていた。

お犬様も見学に。




ダンスを披露しているのは、お坊さんたちだという。




夜にはキャンプファイヤーと裸踊りがあったのだそうだけど、最終日に来たので見ることはできなかった。
興味があって聞いてみると、裸踊りは魔よけの効果があり、ブムタンならではの行事なのだそう。
ダンサーは年に1人だけ。ボランティアがいなければ、数人で腰蓑をつけて踊ることで代用されるのだとか。
今年はどうだったのだろうか・・・?

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punakha dzong見学

早いもので、ウォンディに来てから1週間がたとうとしている。
図書館でのliterature reviewの目的で来たのに、トレイニーたちとご飯を食べに行ったり、圃場見学するだけで半日が終わってしまったり、いかにもブータンな1週間を送ってしまった、とちょっと反省・・・。
でも、机の上での勉強だけが全てではなく、ここの研修生たちは農林省から派遣できているお年寄りたちがほとんどで、彼らとの話から学んだことは大きな収穫だったと思う。
特に、ソナン氏の課外薬草学はとても興味深かった。

今日は私のウォンディ滞在最後の日だということで、punakhaゾンへ研修生に連れて行ってもらった。
ゾンの中に入るのは今回が初めてだ。
残念ながら、ゾンについたのは5時過ぎだったので、門はクロース。

「観光は5時で終わりだけど、ガイドはどこにいるのだ?」
と警備員。

観光客ではなく、リンポチェのプロジェクトで働いている。
彼はガイドではなくて、農林省の職員だ。ゴを着ていないので外で待機している。
と説明すると、警備員の態度が変わり、特別に中に入れるように許可をもらった。

精巧な装飾と大きな門構えは圧巻だった。
門の中には誰もいなかった。
静けさの中にどこからともなくお経が聞こえてくる。
そういえば、プナカ・ゾンにはmonkが住んでいるんだっけ。






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プロフィール

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「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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