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2年目の授業

土壌関係で副専攻をやることにしました。

時間割(6学期制)はこんな感じ。


1学期(7~10月) :論文調査(インド)

2学期(11~12月):論文+授業2科目
 Advanced Statistics 統計上級
 Scientific Training 科学的トレーニング

3学期(1月):論文+インテンシブクラス
 Soil-Plant Relation 土壌と植物

4学期(2月):インテンシブクラス
 Soil Techonology 土壌技術

5学期(3月~4月):授業2科目
 Nutrient Management 土壌肥料マネージメント
 Soil Quality 土壌診断

6学期(5月):論文+実習
 Soil analysis Field practical 土壌診断実習

6月~9月
副専攻修士論文に集中。


3学期、4学期はインテンシブクラスなので、1ヶ月1教科のみの開講となっている。
主専攻の論文書きながら授業やるのはかなりしんどい。
けど、できるうちに思い切り勉強したい。

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久しぶりの授業

オランダに帰ってきてさっそく新学期が始まりました。

現在3コースを履修しています。
と、いっても単位は十分なのでクラスだけ出席し、グループワークには参加しないということで先生と調整させてもらいました。
自分の研究もあるので、グループワークまで責任もてそうにありません。


Irrigation System Design and Operation
インドでWatershed projectの見学をしてから灌漑設備のマネジメントに興味が湧いてきました。
高校で物理履修したか?ときかれましたがしてませんと答えました^^
でもいまのところ物理的な要素はあまりなく、どのように農業用水を配分したらいいのか。といったことを議論してます。

「技術がいくら素晴らしくても、それだけだけではダメ。農家の人や地域の人が協力的になれる体制をつくるには、伝統的なコミュニティ社会のルールを参考にしなければならない。」

といった、社会・経済を考慮に入れたシステムアプローチは、久々ながら、まさにワーゲニンゲン流だなぁ~と思いました。
ここの先生は本当に視野が広くて好きです。


Advanced Statistics
統計。あまり好きな科目じゃないけど、論文でSPSSを使っているので履修。

実は、今回、SPSS初めてさわりました。
統計も学部時代とってなかったので、手探り状態です。
なんとかSPSSでPCA/FA、重回帰など一通りできるようになったけど、ちゃんとtheoryを理解するために履修を決めました。



Land Degradation and Conservation


これはE-learningのコース。インドにいたときから履修してました。
毎回テストとレポート提出があり、1週間で1レッスン終わらせる目標でやってます。


論文書きながら平行してやるのはちょっと大変だけど、私の興味のネタはつきることなく・・・やりたいことが多すぎます。
でも今しかできないことなので、睡眠時間を削ってでも全部やりたいと思ってます!



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学生募集

次の研究科で追加募集しているそうです。
入学は来年1月からになります。

  • organic agriculture
  • plant science
  • environmental science
  • biotechnology
オーガニックも1月入学やるんだ。
ちょっとびっくり。

ワーゲニンゲン大学ウェブサイト
http://www.wageningenuniversity.nl/UK/

Eラーニング

ワーゲニンゲン大学のEラーニングコース。
今年は全部で6つのコースが開講。

夏休みの間に課題を出して、試験を受けると各6単位もらえます。

  • Animal Breeding and Genetics 
  • Animal sciences under a “Macroscope”  
  • Aquaculture and Fisheries 
  • Biology and Management of Plant Pathogens, Insects and Weeds 
  • Crop Ecology 
  • Erosion and Soil-Water Conservation
http://www.distancelearning.wur.nl/UK/


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コリドーパーティー

学生寮には8部屋でキッチンとバス、トイレ共有。
この1ユニットを通称「コリドー」と呼ぶ。

うちのコリドーには、アジア、アフリカ、南米人が住んでいる。

みんなでワールドカップ見て、食事して、夜、中国人が作ってる畑を荒らしに行きました笑。

ほうれん草やら玉ねぎやら、たっぷり収穫(←かってに)

 


マンゴーいため。



 

お部屋貸します

約3ヶ月間オランダを出ることになったので、サブレント(又貸し)したい人を探しています。
ワーゲニンゲン大学のキャンパスから自転車で10分の距離にあります。
ユトレヒトから1時間の距離です。

期間:8月2週目~10月末
家賃:244ユーロ
キッチン・トイレ共同
インターナショナルコリドーなのでアジア人、アフリカ人、南米人が住んでいます。

8月だけでもかまいません。
興味がある方連絡ください。


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有機農業システムデザイン

6月から新しい授業が始まりました。

analysis and design of organic farming systems
オーガニック農場システムの分析とデザイン

・作物の種類の選び方
・動物の種類の選び方
・土壌肥料バランス
・飼料栄養バランス
・病害虫防除
・経済収支
・労働時間
・設備投資
・ランドスケープ


複雑にからみあう要素を一つ一つ分析し、どの作物(動物)を選ぶと、栄養や病害虫、ランドスケープがどう変化するか、労働時間や手取りがどれほど変わるか、コンピュータモデルを使ったシミュレーションをしています。

牛を放牧させるか、家畜小屋で飼うかによっても結果が変わってきます。

グループに分かれて、栄養バランス、収支バランス、すべて最高の組み合わせを競う。
牛乳いっぱいとれる牛を選んでも、飼料がたくさん必要になるのと、病気になりやすくなるので結果が良くなるとは限らない。

ひまわりの種を牛に与えたらどうなるか。
→借金が増えた!

などなど、クラスメートと楽しんでます。


コンピュータモデルもいいけど、機会があれば農業実習を受けたいと思ってます。
1週間の農業トレーニングコース(英語)が100ユーロで受けれます。
去年参加した人によると、とっても面白かったそうです。興味のある方は参加してみてください☆
http://www.ptcplus.com/EN/7,training/


セカンドオピニオン

修士論文の世界にもセカンドオピニオンがあるようです。

うちの大学ではシステムアプローチを採用しているので、それぞれの分野に強い複数の指導教官を選ぶことが普通。指導教官3人というクラスメートもけっこういます。
もちろんメインの先生に許可をもらう必要ありますが、かなりオープンです。

私の場合は、メインの先生は植物科学ですが、現地の指導員は社会学が専門。
さらに経済分野に強い先生を紹介してもらいました。
もはやサード・オピニオン?


学際的なのはいいのだけど、どうしても広く浅くになってしまうのが悩みどころ・・・。。
アジアの熱帯農業についてもう少し深くやりたいと思い始めてきたので、他の大学(アジア工科大学(AIT)かフィリピン大(UP)あたり。)でセカンドマスターを含めて検討中です。


ある意味、それもセカンドオピニオンかも。。

これまでの履修科目

【1学期】

  • Organic Agriculture and society (有機農業と社会)
  • Environmental management (環境マネジメント)
【2学期】
  • Integrated Natural Resource Management in organic agriculture(有機農業における統合的自然資源マネージメント)
  • Analysis and Management of Sustainable Organic Production Chains (持続可能なオーガニックプロダクションチェインマネージメント)
【3学期】
  • Quantitative analysis of land use system (土地利用システムの量的分析)
  • Globalisation and food production (グローバリゼーションと食糧生産)
  • Soil quality (土壌診断)
  • Observation skill (観察技術)
【4学期】
  • organic plant production (有機植物生産)
  • Global governance in natural resource management (自然資源管理におけるグローバルガバナンス)
  • Scientific Writing (サイエンティフック・ライティング)
【5学期】
  • organic animal production(有機畜産)
  • Farming system design(ファーミングシステムデザイン)
カリキュラムはこんな感じです。
だんだん難しくなるように設定されているので、学部の専攻が違っても大丈夫です。
逆に、いろんなバックグランドが、あとで生きてくると感じるようになるでしょう。

スポーツを専攻していた人、電子工学を専攻していた人、薬学部を出てる人、遺伝子解析をやってた人。
ほんといろんな人がいます。


ワーゲニンゲン大学は、システムアプローチを基本とします。
一つのことを追及したい人には向いてません。

学際的な視点から物事を幅広く学びたい人向きです。
ドイツの学生は、ドイツの大学は古典的な講義スタイルでこんな大学はないといっていました。

ドイツやフランスの大学から転校してくる人も多いです。
ヨーロッパの大学同士は転校が簡単でうらやましい・・・


「農業の現実は、窒素と化学式で成り立ってるわけじゃない。
重要なのは人。そして社会。これらを理解してないと、
いかにすばらしい理論でも使い物にならない」


とクラスメート。


本当にみな視野が広いです。


カリキュラムはこちらで見れます。
必修を除けば、学部に関係なく、約600のコースから自由に選択できます。
2009/2010 コースカタログ



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キャリア・カフェ

有機農業学部の学生たちで、カフェを主催するというプロジェクトを代々伝統的におこなっています。

5つのグループに分かれ、2か月に1回、MOA(master of organic agriculture)-CAFEを開催。
私は今回のオーガナイザー。ラストMOA-CAFEのテーマは、キャリアカフェ。

どんな仕事があるか。どんな仕事が向いているのか。
PhDにアプライするための手順。

まず、肩慣らしにアイスブレーク。
職業を選ぶにあたって重視する点。仕事内容。
どれだけ働きたいか。

似た者同士を探すというゲーム。
なかなかの盛り上がりでした。

そして、研究者、マーケターを招いてどのようにキャリアパスをつくっていけばいいかレクチャーしてもらいました。
一人は研究者の視点、もう一人は起業者としての視点から農業と職業について語ってもらえ、対比が面白かったです。

そして、ラストはインドネシア式バーベキュー。

DSC03106.JPG














DSC03108.JPG

MOAチームで農業に関する職業リストをつくっています。
ほしい人はメールください♪

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プロフィール

ブログ移動しました

「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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