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ブータンのオーガニックファーム訪問

ブータンの農家はもともと有機農業が多いのだけど、自家消費用で高い農薬や化学肥料を使っていないというsubsistantな農家が多い。
有機野菜の販売戦略としてオーガニックを選択している農家はまだ少ない。
Tokokga Oranic Farmは、少量多品目の有機野菜を市場に卸している数少ない農家の一つ。
ティンプーからプナハ方面へ約1時間。以前は棚田であったという地に、数々の目新しい野菜や穀物が並んでいた。





週末のティンプーの中央ファーマーズマーケットは来客でにぎわっている。
金曜日に来て、土曜の夕方にはほとんど売り切れてしまうのだという。
「オーガニックは見た目が悪い、大きさが観光農産物に比べて小さい、と敬遠する消費者も多い。でもオーガニックを選ぶ人は知っている。味は有機農産物が格別においしいと。」
と、マネージャーのリンチェン・ドルジ氏は自信を持って言う。



▲きのこ栽培の解説をするリンチェン氏

ブータン国家有機農業プログラム(NOP)は2003年に農林業省内に設置され、2025年までに国全体をオーガニックにするという政策目標の下、さまざまなプログラムが実施されている。

NOPのツェワン・ナムゲル氏によると、
「国家有機農業基準が施行されたばかりで、有機認証は海外の団体に頼っている。これを国内のオーガニック検査員を育てることで、生産から認証までを自給できるようにすることが今後の目標。いずれは、コミュニティ内で品質の保証を行うPGSを導入したいと考えている」
とのこと。

環境保護、文化振興、観光政策と独自の路線を打ち出してきたヒマラヤの小国、ブータンの有機農業の行方が気になるところである。

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「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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