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ブータンのリサーチ機関見学

農業、林業、畜産業の3つをブータンではRNR(renewable Natural Resource)セクターと総称する。
RNRリサーチセンター(日本でいう普及試験所)は全国に4つあり、

RNR jakar 畜産
RNR yusipang 林業
RNR Wenkhar 園芸
RNR Bajo 農業

と管轄が分かれている。
RNR Jakar、BajoとWenkhar、そしてWhenkharの支部であるLimithangを見学させてもらった。

Jakarの牧草育種圃場






BajoでのJICAシニアボランティアの方によるあきたこまち実験圃場





Wenkharの果樹園には日本の味そのものの、甘くてジューシーなもも、ナシ。
ちゃんとパッキングすればNu.80/kgという高価格で売れるのだとか。





Wenkharではメディカルハーブの育種圃場があり、女性グループを対象とした、石鹸やシャンプーなどの製品加工のワークショップを行っている。




Limithangは標高600mと亜熱帯圏。
ランの育種、マンゴー、アボガド、ドラゴンフルーツ、マンダリンなどの品種改良がおこなわれている。





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インドに来ています

またインドに戻ってきました。
南インドよりデリーの方がきついと聞いていたのだけど、空港での客引きはそんなにひどくありませんでした。インド人おとなしかったです。深夜についたからかもしれません。

昨日の地震の後すぐに日本をたったのだけど、マレーシア行きの飛行機はガラガラ。春休みなのにこのスキ具合はやはり地震の影響でキャンセルが多かったのでしょうか。
どの新聞でも地震がトップニュースになっていて、思ったよりひどいのだと痛感する。
こんなときに出国するなんて、、よかったのだろうか、という気になります。

明日、リシケシュに向かいます。


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インドインターンシップ

ついにインターン終了。
インターンに来ている子は、ヨーロッパ人、アメリカ人が多かった。みんな学部生。
海外の学生は学部のときから自分で海外インターンを探してきているようだった。

私が学生のときは、国内でのインターンシップですら狭き門で、海外インターンなんて、ものすごく優秀な人しかできないものだと思い込んでいた。
でも、本当は簡単なことだったんだな、と当時の自分を反省。
もっと学生のうちにいろんなこと経験しとけばよかった。(今もいちおう学生だけど)

インドでのインターンは本当にいい経験になった。
村周りをしたり、インド人だらけのオフィスで働いたり、暴動にまきこまれたり、、。。NGOで研修をうけ、森の部族の村にホームステイ。
こんな濃い経験をしたのは初めてで、変な度胸がついたかも。


▲インドオフィス集合写真

インドのリサーチ系NGO、ATREEでは、環境や野生動物保護などのテーマに関心のあるインターン生募集中。

■ウェブサイト
www.atree.org/

3ヶ月ぶりのオランダ

ルフトハンザの上陸はスムーズだった。
インドの夜行バスに比べると何て安心して眠れることか!

何事もなかったかのようにスムーズな帰国。
7階の窓から見る3ヶ月ぶりの景色。
羊が今日も変わらず牧草を食んでいる。
すべてが穏やかだ。


「そんなこと初めて聞いたわ。」

ドイツでスーツケースを10年ぶりに買い換えた。
新式のスイス製だというスーツケースは、ジッパーそのものがキーになっているちょっと変わった商品。
「布の部分をナイフで切られたら、新式も糞もなく終わりだ」と、店のおばちゃんに言ったら、そんなこと考えもつかなかったと笑われた。

さらに、ドイツの新幹線で。
スーツケースを荷物置き場に置くことに抵抗して、盗まれるのはごめんだから手荷物にもっていたいと言って失笑される。
「ドイツでは誰も人のものもってかないよ。」

なんて、平和ボケした国なんだろう。


道に牛糞は落ちていなかった。
スーツケースを運ぶのを手伝ってくれた乗客からチップを請求されることはなかった。

あぁ、ヨーロッパに帰ってきたんだな。。。

すべてが変わった。
オランダからインドに渡航した日よりも、この自分の中の変化がちょっと面白い。


何より、インターネットの接続が早い!!
すごい快適!



【余談。】

新幹線の中で、隣に座ったセクハラ親父はインド人だった・・。
下ネタ連発してくるわ、触ってくるわ・・・
トイレに立った隙に席を替わったのに、奴の席が他のドイツ人にとられたらしく、また隣に座ってきた!やっぱり、Shitty Indian!!

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オランダへ帰国

明日帰国します(オランダに)。

北国に備えて、堂々とColumbiaと書かれたジャケットを約300円で購入。
3ヶ月ほんとあっというまだった。

デモに遭遇して帰れなくなったり、
とあるNGOをアポとって尋ねたら誰もいなかったり、
ウイルスでパソコンやられたり、
適当なインド人には振り回され・・・
Shitty Indianが口癖だったけど、
なんかインドにはまた来る気がする。


あるヨーロッパ人の旅人が言った。
「インドでは、人生で最高の時と、最悪の時を味わうことができる。」と。

そんな境地はまだ味わってないけど、
オランダに帰ったらケオティックなインドがきっと懐かしい。

濃厚なチャイ中毒になってしまった。

Good bye, Shitty Indian
また会う日まで・・・。


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さらなるトラブルが待ち構えていた・・・

マイソールからバンガロールに戻ったのは日付も変わりかけていたミッドナイト。
朝、出勤すると、オフィスには誰もいなかった。

あぁ、悪い夢の続きをみているのだろうか。
インドのスーパーバイザーの親戚が事故に遭い、今週は出勤できないという。

インドの運転の荒さには事故に遭わないほうが不思議なくらいだと思っていたところだった。
夜行バスで何度谷底に転落する夢を見て目を覚ましたことか・・・vV


来週オランダに帰国しないといけないのだが、このままでは打ち合わせができない。
私のインド滞在ラストスパート。いよいよ大詰めというときに・・・。
今、帰国を延ばすことを検討している。

すなわち、論文の提出期間が遅れてしまう。

最初から最後まで予定はあってないようなもの。それがインドだと悟った。
悟ったところで、どうにかしなければどうにもならない。
とりあえず、今やれることをやるまでだ。


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マイソール有機農業見学(4)Dasaraの悲劇

Dasara、それは年に一度の州を挙げてのお祭。中心地はマイソール。
世界中から人が集まり、宿の値段は最低でも1泊約1000ルピーと破格の値段だった。

朝食の席でオーストリアから来た旅人と知り合った。
この旅人、1年半かけてインドやネパールを旅しているらしく、かなりオーバージェスチャー、オーバーリアクションが激しかった。
Dasaraについて熱く語る旅人に動かされ、バザールに行く予定をしていたが、Dasaraのパレードを見に行くことにした。


10時半。王宮前にはすでにかなりの人でごった返していた。

警備員によると、11時半からパレードが始まるという。

旅人曰く、「インドでは、正確な情報を知っている人はほとんどいないか、知っても教えてくれない。」

これには思い当たる節がある。

オーロビルのビジターセンターでmatrimanderの行き方を聞いた時、事前にビデオを見ないと入れないことを教えてくれなかった。そこに到着して初めてビジターセンターでビデオを見ないといけないことを知ったのだ。
「ビデオの予約をどこでとればいいか。」
そう聞かないと教えてくれない。ビデオの存在を知らない場合、この質問は不可能だ。
よって、欲しい情報を手に入れるには、インドでは多くの場合、かなり遠回りをすることになる。


「VIP席」と書いたチケット(1000ルピーくらいするらしい)を持っている人でさえ、VIP席までたどり着けず、私たちの隣に座っている。ダフ屋で偽者をつかまされたのか、向こうまで行くのをあきらめてここに座っているのかわからないが・・・
チケットを持っている人でもどこにいけば何が見れるのか分かっちゃいない。これがインドなのだ。


炎天下の中、待つこと3時間、時はすでに1時半になっていた。
突然の歓声とともに、太鼓を担いだ集団が群集を掻き分けて乱入してきた。

この後、悲劇が起きる。

 

太鼓の団体に押されて多くの観客が前の列に押し寄せる。
歓声は叫び声へと変わった。
うかうかしていると人の波に飲まれ下敷きになってしまう。
抵抗するのに必死で動画はもう撮れなかった。

「3時間もまって何でこんな目に遭わないといけないんだ。クソインド人め!!」
オーストリアの旅人が半狂乱になって暴れだした。

巻き込まれないように避難しようとするも、前方は柵でふさがれている。
播磨かどこかの夏祭りで下敷きになった観光客が死亡した事件が頭をよぎる。



ついに警官が仲裁にはいり、落ち着いたものの、このままここにいては危険だ。
またどこからパレードの部隊が出現するかわからない。

そして、DINOのデジカメの紐がナイフのようなもので切られ、いつの間にかなくなっていた!


「まぁ、昨日メモリ全部パソコンに取り込んだから大したことじゃないよ。」
と、DINO。ずいぶん大したことだと思うが、相変わらず落ち着きすぎている・・。


悪いが、これをネタにさせてもらった。
この危機を脱出するには、後ろに抜けることは不可能。柵の向こう側に渡るしかない。

「おまわりさん、盗難に遭いました!ナイフで切られました!(カメラが)」


身動きとれなかった状態から3時間ぶりに開放。

封鎖された道路を悠々と歩く。
警察署に被害届けを出すという名目で。


興奮状態になっている観客がハイテンションで私たちに野次を飛ばす。
にっこり笑って手を振ると、まるで自分たちがパレードの主役になったかのような歓声に包まれた。
これは、夢か現実か・・・300mほどあるいてもこの観客の波はきれそうにない。

スターになった気分で手を振るのもちょっと疲れてきた。

またイナバ物置状態。



警官に案内され、やっとのことで外の世界に出たのはもう2時半。
まだパレードは始まりそうになかった。
もう暴動は懲り懲りだった私たちは、食堂へと向かった。


結局、4時間かけて何も見れずに終わったDasaraだった。

DINOにとってはこんなトラブル続きなのは初めてだという。
NGO訪ねてきたのにスタッフが誰もいないわ、カメラ盗まれるわ、暴動に遭うわ・・・。

ケララのストライキといい、オランダでの難民キャンプ生活といい、あまり順調に進んだことのない自分はもしかしてトラブルの渦を呼び寄せているのではないかという気がしてきた・・^^;


まぁ、何やったのかよくわからない1日だったけど、日記のネタにはなった、ということにしよう。
 

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マイソール有機農業見学(3)100人乗っても大丈夫?

オートリキシャに何と25人で乗った。
イナバ物置状態である。。
前に運転手含め5人、左右の屋根につかまっている人、さらに後ろの屋根につかまっている人が3人。
インド人は今日もギネス記録の更新に挑戦している。



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マイソール有機農業見学(2)漁場を求めて・・・

とりあえず、どうにもならないので腹ごしらえをすることになった。
ふと目に付いたのは店先の魚の蒲焼。マイソールは内陸の町ではあるが、漁業も盛んなのだという。

Cauvery river, Kabini riverと2つの川に恵まれたマイソールには、18800haの漁場がある。
降水量も1,000mm~2,000mmとカルナータカ州の他の地区と比べると恵まれている。50%の養殖場は雨水のみで賄えているようだ。
さらに、塩害を受け、農業に適さない地は漁業にぴったりなのだ。


食堂のおじさんに最寄の漁場を聞く。
ここでもDINOのタミル語が大活躍だった。

15キロ先にある漁場、「Tarka Dam」
そこへ行ってみることにした。

ダムまでは乗り合いジープを乗り継いでいかないといけない。
ギネス記録に挑戦でもしているのかと思うほど、ぎゅうぎゅう詰めになったジープでゆられること30分。
そこには予想だにしていなかった景色が広がっていた。

4f0fac39.jpeg
CIMG6878.JPG

近くにいたおにいさんが、ダムを案内してくれた。
この先はケララにつながっており、ゾウやトラなどの野生動物が出没するのだという。


次にパームオイル農園を案内してもらう。

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種を乾燥させているところ

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CIMG6852.JPG

 

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マイソール有機農業見学(1)そこには誰もいなかった・・・

「今日はスタッフは誰も来ない。明日もお祭で休みだ。オフィスは月曜にならないと誰も来ない。」

この衝撃の言葉を聞いたのは、私のインド滞在もいよいよ終盤にさしかかった頃。
閑散とするオフィスに呆然とする2人。


LIFEのスタディーツアーで知り合ったインド現地NGOインターン、DINOさんとマイソールにあるNGOスタッフを訪ねる予定をしていた。
2人とも仕事があるので土日しかほとんど時間がない、週末に訪問したいという話を1ヶ月くらい前から伝えていた。
指定を受けた日、それが10月16・17日。

しかし・・・。

その日は年に1度のお祭の日。よりによって中心地はマイソール。

地球の歩き方:「毎年9月末から10月はじめにかけての10日間、世界中の観光客を集めて盛大に行われるダシャラー(Dasara, Dussehre)祭で有名なマイソール」


何もないオフィスにいたって仕方ない。そう思い、祭りの中心地、マイソールに戻ることに決めた。
この後、この祭の盛大さを痛感することになるのだった。

 fc36ef2e.jpeg
▲お祭り用のかざり
 

LIFEインターンDINOさんのブログ
「半年間のインド農村体験が全てを変えた ~NGOインターンの活動日記」
http://dinoinrido.blog133.fc2.com/

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プロフィール

ブログ移動しました

「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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