忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ブータン人の慈悲心

Dewathangの町に有名なヤギがいる。
おてんばなラバ(ヤギ)君は、子供が木のブランコにのっているのをみて、ブランコにチャレンジ。
店の商品を食べてみたり、子供に突進したり。




ラバ君は、本来インドに売られ、肉となって帰ってくる予定だった。
ブータンには食肉加工所がないため、農家は家畜をインドに売り渡す。
Tashi Yantseから連れてこられたラバ君の命を救うため、Samdrup Jongkharの商人が買い取った。
以来、ラバ君はDewathangの商人に見守られながら、自由に暮らしている。


敬虔な仏教徒であるブータン人は、生き物をお金儲けに使うことを罪だと考える。

「所得向上のために養鶏所や養豚所の設置を進めても、ブータンではうまくいかない。」
と、家畜保健所のスタッフは言う。

鶏は、みみずや生き物を食べる。大量に飼えば儲かるかもしれないが、たくさんの命を奪ってまでやろうと思わない、と農家は乗り気ではないのだ。

ラバ君を見ていると、ブータン人の慈悲心の象徴のような気がしてくる。
やんちゃな姿がほほえましく思えるのだった。


にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ)へにほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ

PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする

プロフィール

ブログ移動しました

「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

■ご挨拶
ご挨拶


■連絡先
メールフォーム


当サイトはリンクフリーです。

agro_ecologyをフォローしましょう

アクセス解析

カウンター

リンク