アグロエコロジー
オランダの大学院で有機農業を勉強する留学生の日記
ブータン人の慈悲心
Dewathangの町に有名なヤギがいる。
おてんばなラバ(ヤギ)君は、子供が木のブランコにのっているのをみて、ブランコにチャレンジ。
店の商品を食べてみたり、子供に突進したり。
ラバ君は、本来インドに売られ、肉となって帰ってくる予定だった。
ブータンには食肉加工所がないため、農家は家畜をインドに売り渡す。
Tashi Yantseから連れてこられたラバ君の命を救うため、Samdrup Jongkharの商人が買い取った。
以来、ラバ君はDewathangの商人に見守られながら、自由に暮らしている。
敬虔な仏教徒であるブータン人は、生き物をお金儲けに使うことを罪だと考える。
「所得向上のために養鶏所や養豚所の設置を進めても、ブータンではうまくいかない。」
と、家畜保健所のスタッフは言う。
鶏は、みみずや生き物を食べる。大量に飼えば儲かるかもしれないが、たくさんの命を奪ってまでやろうと思わない、と農家は乗り気ではないのだ。
ラバ君を見ていると、ブータン人の慈悲心の象徴のような気がしてくる。
やんちゃな姿がほほえましく思えるのだった。
おてんばなラバ(ヤギ)君は、子供が木のブランコにのっているのをみて、ブランコにチャレンジ。
店の商品を食べてみたり、子供に突進したり。
ラバ君は、本来インドに売られ、肉となって帰ってくる予定だった。
ブータンには食肉加工所がないため、農家は家畜をインドに売り渡す。
Tashi Yantseから連れてこられたラバ君の命を救うため、Samdrup Jongkharの商人が買い取った。
以来、ラバ君はDewathangの商人に見守られながら、自由に暮らしている。
敬虔な仏教徒であるブータン人は、生き物をお金儲けに使うことを罪だと考える。
「所得向上のために養鶏所や養豚所の設置を進めても、ブータンではうまくいかない。」
と、家畜保健所のスタッフは言う。
鶏は、みみずや生き物を食べる。大量に飼えば儲かるかもしれないが、たくさんの命を奪ってまでやろうと思わない、と農家は乗り気ではないのだ。
ラバ君を見ていると、ブータン人の慈悲心の象徴のような気がしてくる。
やんちゃな姿がほほえましく思えるのだった。
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「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/
たねのもりびと
ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture
ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事
■ご挨拶
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当サイトはリンクフリーです。
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