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フランスオーガニック農場研修(2)

■西フランスの農業
輪作体系:穀物(オオムギ、小麦、オート)→換金作物(向日葵・菜の花)→牧草(アルファルファ)4年
この地域では、この輪作体系がメインのようです。他にはトウモロコシ、豆類がちらほら見かけましたが、オランダではメインのじゃがいもが見当たりません。夏に乾燥するのがネックのようです。
 
ゴーストタウン
農場の周りは何もなく、近くの店までは車で移動しないといけない。町まで行ってきたクラスメートによると、「ゴーストタウン」なのだそう。
「だれも歩いていない、気配がしない。」と。
フランスの田舎も日本と同じで活力を失っているよう。農家さんも、農業の担い手がいないことを懸念しているようでした。
 
 
■タスク2・ランドスケープ
 
家畜の次のテーマはランドスケープ。
 
先生は、ワーゲニンゲンの卒業生で、現在はランドスケープ研究機関の研究者。
ランドスケープというと、都市景観のイメージだけど、こちらの大学院では建築だけでなく、土壌や水利、植物学、気候、天文学など幅広く勉強するのだそう。なので、とても博学な先生です。
 
指令1・農場マップを作ること。
指令2・ここ50年でランドスケープがどのように変化したか探ること。
指令3・農家の価値観がどのようにhedgerow, ecological networkの保全に影響しているか。 酪農家と畑作農家で違いがあるか。
指令4・畔道の雑草の種類を同定し、水利、土壌肥沃度、日射とどのような相関があるのか。
指令5・オーガニック農場と慣行農場の比較
 
などなど、A410ページにわたる課題を解くために1日中歩く、歩く。
かなり疲れたけど面白かったです。
 
CIMG3460.JPG

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「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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