忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

インド初のオーガニックの学校

Navdanyaオーガニックトレーニング

このトレーニングセンターはリシケシュなどの観光地に近いことからたくさんのボランティアが世界中から訪れ、オーガニックについて学んでいる。
私は2週間この農業研修センターに滞在し、インド古来から伝わる土壌保全技術や病害虫コントロール、薬草加工、アユールヴェーダ料理などを学んだ。




Navdanyaでトレーニングを受け持つチャンドラ・バット氏は、以前は医者であったが農業に目覚めたために人生が変わったという。「給料は医者時代の半分以下になった。でも、それ以上のものをもらっている。私は今すごく幸せだ。生まれ変わってもきっと同じ道を選ぶだろう。」。同じくNavdanyaで働く以前は建築士であった同僚から彼は建築を学び、古民家の修復技術を習得した。今はダム建設反対運動のため、灌漑土木について学び独自でドキュメンタリー映画を製作している。医者から農業、そして建築、土木とまるでバラバラの人生を歩んでいるように見えるが、ここにいるとすべてはつながっているのだと実感する。


自然を活かすテクノロジー

「技術には、自然を活かすテクノロジーと、自然の摂理を逆行させるテクノロジーがある。近代のテクノロジーには後者が多い。原子力は自然のものではない。」と、オーガニック農業普及員。
自然は全てがつながっていて互いに補い合っている。自然回復機能を持っている。しかし、近代の技術は一つがだめになると代用が効かない。修正が効かないものの上に成り立っている。

都市に住む者はガスがなくなれば料理ができないが、薪があればしのげる。キャベツのみを生産していると根腐れセンチュウで畑は全滅してしまうかもしれないが、複数の野菜が植わっていればどれかは生き残るだろう。西洋医学は病気になってから治療するが、高価な薬を買わなくてもその辺に生えている薬草で予防できる。今日もボランティアたちは、現代人が忘れてしまった自然を活かす技術を学んでいる。




にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ)へにほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ


PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする

プロフィール

ブログ移動しました

「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

■ご挨拶
ご挨拶


■連絡先
メールフォーム


当サイトはリンクフリーです。

agro_ecologyをフォローしましょう

アクセス解析

カウンター

リンク