アグロエコロジー
ケララでストライキに遭遇(3)
整備士は来なかった。
「みけ、僕らも出よう。道の真ん中にいたら危険だ」
ビジューは、近くの売店でオートリキシャを呼んでもらっていたのだった。
リキシャは山道をガンガン走る。
これで転がり落ちたり、変なところに連れて行かれても、携帯がスト中の私たちは助けを呼べない。
しかし、Don't worry!! といいながら、ビジュはドライバーの携帯を勝手に使いまくってる^^;
深夜0時半。
森の中にあるゲートに到着した。ビジュの友達、サントスの実家だ。
ダニアの田舎よりもさらに山奥だった。
ゲートから50メートルほど歩くと木の小屋が見えた。伝統的な部族建築だ。
夜遅く突然やってきた外人を一家で歓迎してくれた。
着替えもなにも持ってないみけに、服をかしてくれた。
火曜もバスはでない。
アグロフォレストリーを営む一家のところで2泊させてもらうことになった。
こうして、偶然にも滞在することになった山岳集落で2日間の探検が始まる。
「Well is Wealth (井戸は富の源なんだ)」
あさ、おきるとサントスが井戸水を汲んでいた。
改めてみるとすごいところだ。
トイレに向かう道
夜一人で通るのは心もとない。
同じ年頃のマリカは、植物学を勉強し、今は教師になるための試験を受けている。
マリカが村を案内してくれた。
パイナップル農園
ここは、ゴムの木のオーナーが3,4年の期限付きでパイナップル農家に土地を貸し出している。
サントーシがココナッツをとってきてくれた。
コルカタ。
ココナツのシロップが入った飲茶のような感じ。
とんぼがオーナムの季節を告げる。
常夏の熱帯にも四季がちゃんとあるのだ。
2日目は、荷物を置いてきたのでコンタクトが切れ、ほとんど何も見えなくなった。
でも、目で見るものよりも、風や自然の声、肌で感じるものの方がよっぽど大きかった。
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プロフィール
「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/
たねのもりびと
ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture
ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事
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