アグロエコロジー
デンマークの有機農業
デンマークで有機農業を研究するコペンハーゲン大学、オーフス大学とその付属研究機関を訪問しました。
デンマークの有機農業
デンマークの有機農業運動は1970年代に始まり、1987年農業省がorganic food councilを設立。
オーガニック普及率はEUtop5。
現在、野菜の10%、鶏卵の17%、牛乳9%、総農地の6%がオーガニックで、2020年には15%を目標にしている。(EUの目標値10%)
デンマーク政府が主動するプラン、Green Growthには1,600万ユーロ(20億円)の予算がついている(2009年度)。
ICROFS(International Centre for Research in Organic Food Systems)
2008年に農業省大臣が設立した国の機関。
ここでは、何と120名もの研究者がオーガニックに関する研究をしている。
デンマークの大学付属研究機関、消費者グループ、農協、国家審議会なども研究にかかわっており、IFOAM, UC davis(USA), Agro Ecology Institute(china), IFAD(tanzania), FiBL(swissland)などの国際機関もボードメンバーとして参与している。
オーガニック白書がHPでダウンロードできる。
http://www.icrofs.org/
CORE organic ERA-NET
2007年に設立されたEU11カ国が参加するオーガニックプロジェクト。
現在、CORE organic Ⅱが2010年3月に発動、27のファンドから資金提供を受け、参加国は22カ国に拡大している。
デンマークの研究機関
デンマークのPhD(博士課程)の月給はオランダよりも高く、3,000ユーロ~5,000ユーロくらいだという。
日本では逆に授業料を払わないといけないことを考えると破格の待遇だ。
その分税金が高いので生活費がかかるけれど、デンマークの博士課程はおすすめ。
リサーチプロジェクトの概要に興味がある方は概要ペーパー送ります。メールください。
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プロフィール
「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/
たねのもりびと
ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture
ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事
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