忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

リンの枯渇が招く食料問題

湖の富栄養化を招くリン酸洗剤が問題となり、リン酸は環境によくないというイメージがあるが、植物にとっては窒素・カリウムと並んで重要な栄養素。
そして、原料は主に鉱石。石油と同じで、再生不可能資源なのだ。

リン鉱石の主な産地は中国。主要用途は科学肥料。
中国は貴重な鉱石の流出を防ぐため、高い関税をかけている。
日本ではあまりリン酸について騒がれていないが、こちらでは石油と並ぶ資源問題になっている。

オイルピークならず、「リン酸ピーク」といわれている。

食料の安全保障問題となるリンの枯渇。

イギリスのSoil Associationは、リン酸ピークは2033年くらいではないかという記事を紹介している。
リンがなくなれば、いままでの対症療法的なやり方では収量がおち、増え続ける人口を養えなくなる。

この問題の解決のためには有機農業を普及し、リンや資源の効率利用を図るべき。と、Soil Associationは提案している。


Soil Association website



にほんブログ村 海外生活ブログ オランダ情報へ にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ)へ
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

はじめまして

今日はじめてHP拝見しました。私も農学と環境をむすびつけた内容の勉強を日本の大学院しています。りんの枯渇で、思い出したのでぜひ見てほしいものがあります。 http://www.toshiba.co.jp/information/10112601_j.htm 
いまヨーロッパ留学をちょっと考えています。。。

Re:はじめまして

コメントありがとうございます!野菜のポスターいいですね!
ヨーロッパで農学といえば、ワーゲニンゲンがNO1と言われています。
ぜひいらしてください。エラスムスという交換留学制度を使えば授業料はかからないと思います。
  • 2011/02/01 09:21

無題

お久しぶりです。
ご無沙汰しております。
そうですか、そっちではリン酸ピークですか。
日本では、どちらかというとたまりすぎたリンをどう使用するかの問題の方が大きいですね。
インドネシアでも、過剰なリンをどうするかのほうが騒がれているようです(一部でリン欠を騒いでいる団体もいますが)。
ところかわれば、ですね。日本でもリン欠を叫ぶ時代になるのでしょうね。

  • たーやん
  • 2011/01/30(Sun)16:37:55
  • 編集

Re:無題

おひさしぶりです!
インドネシアでもリンは過剰なんですね。火山灰土は特にリン酸固定係数が高いから今後問題になってくるかもしれませんね。
インドネシア人の同級生が、鴨と魚をミックスさせた水田での栄養素循環について論文を書いていて、いい結果がでたようです。彼女は、土地取得の段階から実験まで自分で全部やったそうで、phDに値するとの評価を受けてます。いつか遊びにいきたいなぁと思います。
  • 2011/02/01 09:31

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする

プロフィール

ブログ移動しました

「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

■ご挨拶
ご挨拶


■連絡先
メールフォーム


当サイトはリンクフリーです。

agro_ecologyをフォローしましょう

アクセス解析

カウンター

リンク