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フランスオーガニック農場研修(4)

■タスク4・作物
 
今回は別の農家を訪問。Stockless farmといって、動物的なものを一切とりいれないオーガニックファーム。有機農家はたいてい肥料の代わりに畜糞を使いますが、stockless farmは畜糞も入れない。ストックレスに変えた理由はマクロビオティックに触発されたからだという。
 
代わりにマメ科植物を輪作体系に組み込むことによって栄養を補っているものの、土壌診断結果によると、明らかにリン酸とカリウムが不足していました。
オランダのstockless farmはもともとリン酸とカリウムが豊富で、海に近かったことから貝殻をたくさん撒いていました。条件が整わない地域では別の工夫が必要かもしれません。
 
 
■oil processing
ヨーロッパの農場は直売店や加工場を独自で持っているところが多い。
この農場の主力商品は向日葵と菜種油。搾りかすも飼料として高値がつく。
圧搾からパッケージングまで自前で行っているところが特徴だが、コストと労力を考えると、手間のかからないアルファルファの方が効率が良いのだそう。

CIMG3429.JPG

▲オイルプロセッサー

CIMG3436.JPG

▲パッケージング

ひまわりオイルを買ってみました。
おまけで5ユーロのところ、3ユーロに☆
 
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無題

こんにちは!
ブログのコメントありがとうございます!
日本は窒素やリンの投入量の制限がないです。
もちろん育った作物に関する制限もありません。

だから他所の国の作物の方がよっぽど良いと思うんですよね~。
ヨーロッパはそういう基準を作ってるだけすごいですね。
こっちもいるんでしょうが,いろんなしがらみがあるようです。


近く? だということでまた戻ってきた際は色々と教えてくださいね!

またこれからよろしくお願いします。

搾りお粕の値段は?

こんにちは!プログ楽しく拝見しております。
菜種油は私も卓上搾油機で試験搾油を今年から始めました。もちろん知的障害者の作業の一部として可能かどうか試験段階です。ひまわりもフランス産の搾油用ひまわりがあるとのことで、来年度栽培の予定です。日本では更にエゴマの油が重宝されており健康食品としても高価な値段で販売されております。オランダのお隣のベルギーでは亜麻の栽培が盛んで実は搾油で貴重品扱いとされ、繊維は車などのプラスチック製品に変わる物として脱石油の方向で進んでいるとお聞きしますがどうでしょうか?
ちなみに菜種油・ひまわり油の販売価格は1リットルの価格でしょうか?解る範囲でお知らせください!北海道でも井戸水に畑で使用する肥料分が地下水に迄、浸透して飲み水として適さなくなりました。今では肥料の使用量を減らし不足する成分の肥料のみ補給するやり方に変わり、肥料費の節約と、本来作物が持っているおいしさを味わうようになりました。オランダ・フランス・ドイツなど参考になる分野はまだまだ沢山あります。農業と農業に関わる福祉の記事には大変興味があります。又プログ楽しみにしております

>andoさん

ボトルで買ったので、1.5リットルくらいだったと思います。

最近は代替エネルギーとしても利用されていますが、石油の代わりにとなると大量生産せざるをえませんから生物多様性の損失や土壌の劣化が問題になってます。

今はインドにいるので、最近の日記はインドばっかりになってしまいそうですが、これからもよろしくお願いします。

  • みけ
  • 2010/08/26(Thu)13:27:34
  • 編集

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プロフィール

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「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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