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インドのオーガニック事情

緑の革命以前のインドでは有機農業が中心だった。
緑の革命は大幅な増産を可能とする一方、肥料、農薬などの外部投入コストも増加し、農家の収益を圧迫している。

2000年、インド政府は、地域資源や伝統知識を活かし低投入を中心とする有機農業の推進を開始した。
National Agricultural Policy(NAP)において有機農業と伝統農法の復興を呼びかけている。
National Programme for Organic Production(NPOP)では、有機認証制度について定められ、250万haの農地が有機農家として認定をうけている(2005年)。

具体的なインドのオーガニック政策は州レベルで進んでいる。


州別オーガニック農産物の年間輸出量

kerala 1,232 t
West Bengal 937 t
Punjab 541t
Himachal Pradesh 521 t
Karnataka 476 t
Tamil Nadu 471 t

私がいるカルナータカ州は2004年、インドで初めてオーガニック政策を制定した。

Karnataka State Policy on Organic Framing (KSPoOF)
  • 1cow for 2 acres plan: 家畜の所有を推進
  • テクニカルアドバイス: コンポスト、IPM、土壌保全型農業など
  • マーケティング
  • バイオガス、クリーンエネルギー

私の修士論文の課題は、この政策の評価。
2006年から2009年の間で、オーガニックに転換した農家と、慣行農法を続けている農家で、土壌の質、水質、収入、コミュニティの連帯、労働などにどのような違いが見られるのか。

そして2015年に向けた政策改善シナリオを作成し、農家、NGO、研究者を中心とする参加型ワークショップで提案。各ステークホルダーがシナリオの評価を行う予定です。

州政府オーガニック政策(英語版)のPDF持ってるのでほしい人いたら送ります。


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「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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