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オーガニックワイナリー

オランダのオーガニックワイナリーを訪ねてきました。
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オランダにおけるワイン消費の増加とビール消費の減少

日本でブドウ栽培というと、食用がメインですが、ヨーロッパで栽培されている葡萄の実に95%は醸造用。
あまりワインを飲む習慣がなかったオランダでもワインの需要が伸びてきています。
 
【紺:ワイン(右の目盛)、青:ビール(左の目盛)】


ワインのオーガニック事情
しかし、ヨーロッパでオーガニックワインが作られるようになったのは、最近のこと。
有名な銘柄はほとんど白カビ、べと病に弱く、農薬なしではほとんど収穫できませんでした。

アメリカでは有機栽培も行われていましたが、耐性のある品種。
ヨーロッパ人にしてみると、味はあまり良くないのだそうです。

オーナーは「まるでナフタリンだ。」と酷評・・・。

そんな、まずくて強いアメリカの品種と、センシティブでおいしいヨーロッパの品種を掛け合わせること100年。
ようやくオーガニックで栽培可能なおいしいワインができあがったのです。

ワインの品種改良には、長い年月を要します。
5年かけて熟成した上で、よい味のものを選別するためです。


このオーナーのすごいところは、ワインが出来上がる前から口コミで資金を集めたことです。
彼は、ドイツでワイン醸造技術を学び、生産物を販売できるようになるまで無収入の間、ドイツワインを試飲してもらいながら、約200人からお金を集めたそうです。


オランダ産ワイン
オランダはブドウ栽培はそれほど盛んではありませんでした。
日照時間が少なかったため、ワインを輸入に頼っていました。

1997年にはワイン農家7軒だったのが、2005年には45軒に増えています。(1ha以上の商業用栽培)
これは、品種改良により早期熟成が可能になったから、温暖化により、北の方でも生産できるようになったからとも言われています。

 

グラッパ Grappa
グラッパはワインというよりブランデー。
度数も30~60度と高い。
アルコールは普段あまり飲まないので、良し悪しがよくわかりませんが、これは強烈でした。

友人に「パパイヤジュースだよ」と、だまされて飲みました。

銘柄は、

「ワーゲニンゲンの火事」

あぁ・・・納得・・・

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▼ワイナリーHP(オランダ語・英語)
http://www.wijngaardwageningseberg.nl/engels/


フランス人留学生によると、
オーナーはアメリカのワインのことをあれこれ言ってたけど、フランスのワインに比べたら微妙な味だった。
そうです・・・vV

やっぱりオランダは、ハイネケン(Heineken)の国ですね!
images.jpg

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こんにちは

初めまして!素敵なブログですね。
わたしもオランダに住んでいるのですが
最近、いろんな本読んで、食べ物の安全性を深く考えるようになりました。すると、なにを食べていいのかもわからず・・。

こちらのブログとても参考になります。
ありがとうございます。

  • neko
  • 2009/10/08(Thu)20:17:39
  • 編集

励みになります!

ありがとうございます~
見てくれている方いるのですね。
コメント少ないのでとってもうれしいです☆
オランダでもマクロビの国際大会があったみたいですね。私もぜひ参加したいです!
  • みけ
  • 2009/10/09(Fri)03:26:12
  • 編集

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プロフィール

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「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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