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Linpocheの生誕祭

Deothangをベースにする仏教指導者、Jamyang Kentshe Linpocheの生誕祭が執り行われること1週間。
寺の坊主たちは交代で1週間24時間とぎらせることなくお経を唱え続けるのだ。
ブータン人にとってLinpocheの存在がどれほどのものかよくわかる。
この瞬間にDewathangに居合わせられたのは何と幸運なことか。

最終日の式典に招かれ、朝の7時から山の中腹にある寺院を目指し1時間山道を歩いた。
キラを着ながら山を登るのはなかなか大変で、途中でスリッパが脱げ、どろまみれになりながら裸足で上った。
山道で手を引いてくれた少女はTrashi yantsheからきたのだと言っていた。

朝、8時。すでに多くの人が来ていた。
私たちはRamaが座っている席の前の特等席に案内された。
長い布と米、バターランプが配られた。
来場者が両手に掲げるランプに次々と火がともり、幻想的なお経にまどろみながら時を待つ。
坊主がドラムやラッパを鳴らし始め、次第に賑やかな演奏に変わる。

カラフルな色に彩色された米を配布してまわる坊主は私たちに告げた。
「目に気を付けてください。」

目に気をつける??


エミリーとみけは唖然としていた。
いったい何が起ころうとしているのか・・・?
亡霊でも現れるのだろうか?
何かのお告げなのだろうか?




▲礼拝堂

その疑問は一瞬にして吹っ飛ぶことになる。


お経はだんだん激しさを増し、リズムに合わせて坊主や来訪者たちは米をほうり投げる。
エスカレートした子供たちはそこらじゅうに米を投げつけ、赤ん坊が泣き始める。
「雪合戦ならぬ、米合戦。」

米が目に入らないように気をつけてください。
そういう意味だったのか・・・と納得。

米が頭に当たる痛みは祝福なのだそう。
よくわからないけど、面白い経験だった。



▲祝福を受ける参拝者たち


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「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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