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参加型環境影響評価

以前のワークショップは有機農家を対象とした調査だった。
今回は、ごく普通のインドの村を訪問。
ほとんどが慣行農家。

▼ワークショップの様子
 


ワークショップのポイントは、(1)農家が何を重視しているのか、(2)有機農業に対する農家の考え。

具体的には3つのSustainability (Ecological, Economical, Social)を8つの基準で評価してもらった。

エコ1.土
エコ2.水
エコ3.生物多様性
経済1.収入
経済2.自給率
経済3.財政
社会1.社会的ネットワーク
社会2.格差


すると、この前の参加型評価との違いがはっきり現れたのだった。

以前の農家は、有機農家、そして今回の農家は慣行農家。

そして、3つの村はそれぞれ土の質、灌漑の状態、育てている作物が異なる。
そのもっている資源によっても違いがはっきりあらわれておもしろかった。

灌漑のととのっている村では、自給率はあまり重要視されていない。
そして、灌漑のない村では水が上位にあがる。
これらの認識が、有機農業に対する評価にも影響しているのだ。


2006年と2009年に調査した8つの指標のデータ分析と、農家による評価を比較して論文を書くつもりだ。
実際のデータと農家の主観、そしてもっている資源との関連性を考察し、有機農業が地域で成功する要因は何なのか、どういうサポートを必要としているのかを中心に書きたい。

▼やぎ
 
▼伝統的な間作農業(とうもろこしとオイルシード)
 


 

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「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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