アグロエコロジー
オランダの大学院で有機農業を勉強する留学生の日記
ドイツのオーガニック事情2
●バイオダイナミック農法
バイオダイナミック農法は幼児教育で有名なシュタイナーが提唱した、エコロジカルな農法で、ヨーロッパにおける有機農業の起源といわれています。
ドイツ語ではbiologisch-dynamisch(生命の力学)と書きます。
資源を地域の中で循環させること。生態系の力を借りて植物があるがままに育つということ。
そんな意味がこめられているのです。
近代農学では菌を殺すために農薬をまく。植物の成長を促進するために化学肥料を使う。
しかし、オーガニック農法では、本来自然がもつ力を活かして、自然の循環を図る。
「栄養は作物に与えるのではなく、土に施す」
という言葉にあるように、自然の力を蘇らせることで作物が育つと考えられています。
とても興味深いのは、バイオダイナミックでは、星座や太陽、月、天体のエネルギーが地上の生命に影響をおよぼしていると考えられており、宇宙のリズムに合わせて種まきや水やり、収穫を行うのです。
哲学的なものに感じられますが、潮の干満や四季の移ろいも天体の影響を受けています。
実際、ドイツではいろいろな研究機関が天体と生命について研究しており、天体の動きが植物の生長にも影響を与えているという科学的な調査結果もあるようです。
毎朝、ミーティングのときには、この日の宇宙の状態をあらわした天体カレンダーをつかって、どんな日なのかを確認します。
「今日がどんな日なのか、感じられることが大切」
「ファーマーとは、生き方なのだ」
と、ある労働者が言っていました。
オーガニックとは、自然や環境に配慮した「暮らし」そのものなのではないでしょうか。
バイオダイナミック農法は幼児教育で有名なシュタイナーが提唱した、エコロジカルな農法で、ヨーロッパにおける有機農業の起源といわれています。
ドイツ語ではbiologisch-dynamisch(生命の力学)と書きます。
資源を地域の中で循環させること。生態系の力を借りて植物があるがままに育つということ。
そんな意味がこめられているのです。
近代農学では菌を殺すために農薬をまく。植物の成長を促進するために化学肥料を使う。
しかし、オーガニック農法では、本来自然がもつ力を活かして、自然の循環を図る。
「栄養は作物に与えるのではなく、土に施す」
という言葉にあるように、自然の力を蘇らせることで作物が育つと考えられています。
とても興味深いのは、バイオダイナミックでは、星座や太陽、月、天体のエネルギーが地上の生命に影響をおよぼしていると考えられており、宇宙のリズムに合わせて種まきや水やり、収穫を行うのです。
哲学的なものに感じられますが、潮の干満や四季の移ろいも天体の影響を受けています。
実際、ドイツではいろいろな研究機関が天体と生命について研究しており、天体の動きが植物の生長にも影響を与えているという科学的な調査結果もあるようです。
毎朝、ミーティングのときには、この日の宇宙の状態をあらわした天体カレンダーをつかって、どんな日なのかを確認します。
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オーガニックとは、自然や環境に配慮した「暮らし」そのものなのではないでしょうか。
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「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/
たねのもりびと
ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture
ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事
■ご挨拶
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