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緊急避難!!

夜中寝ていると、突然ガンガンドアをたたく音。
人の叫び声。
とても尋常じゃない音。


ルームメイトと外に飛び出すと、
「火事がおきたみたい。避難して。 」
と。

眠気も覚めます。


火元どこ?
アナウンスもサイレンもなし。
なに?訓練?


と思いながら外みると、
たくさんの人が集まってて、消防車きてる。

まじっすか。


とりあえず、避難中に、火元は上の階だとうわさで聞いた。
(うちは8階)

避難中にルームメイトとはぐれる。



駐車場はごったがえし。
とるものとりあえずバスローブのまま逃げ出してきた人も何人か・・・
テレビ局やら新聞記者が写真撮ってる。

うーん。
映画でみるパニック状態ってこんな感じかも。。。



1時間後、とりあえず、消防士さんに全員無事逃げたことを確認する。

火元は19階。それより上の階の人は、入れないのでしばらく待機するように言われていました。


あとで聞くと、火元一帯の部屋は全部燃えてしまって、しばらくホテル暮らしのようです。

幸い、けが人がいなくてよかったです。


高層マンションでの火事はおそろしいです。
そして、オランダでは、避難ベルはないのでしょうか。
防災対策をちゃんとしてほしいです。


当該19階にいた留学生のブログ。
知り合いではありませんが、ルームメイトに教えてもらいました。
この人のブログ、とても面白いです。
http://llenn.blogspot.com/

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酪農家と畑作農家の提携

Hemmenというオーガニックビレッジに行ってきました。

Hemmenは人口約200人の小さな村。
元は大金持ちが所有していた土地で、今はHemmen Land Foundationという財団が土地を所有し、有機農業をやりたい人に土地を貸し出しており、オーガニックタウンとして知られています。
地元の有機農家同士が提携し、地域の資源を有効利用する枠組みを作っています。

訪問したのは、そのうちの2つの農家、酪農家の"Opneij"、畑作農家の"Lingehof"

6d979e6a.jpeg






有機農業のパートナーシップというと、消費者と生産者の「産消提携」が浮かびますが、私はこういった、地域の有機農家同士のネットワークに興味を持って調べています。

①資源の交換
●"Opneij"→"Lingehof" 堆肥
●"Opneij"←"Lingehof" 飼料、敷き藁

オランダではNitrate Directiveという農家に対する環境規制があり、地下水などの環境汚染を防ぐために過剰な窒素分投入に対し、高い罰金を科しています。

酪農家にとっては、堆肥をもらってくれるのは願ってもないことで、畑作農家にとっても身近で有機質肥料が手に入ることはこの上ないことです。


②土地の交換

ユニークなのは、堆肥と飼料の交換だけでなく、土地の交換を行っていること。

有機農業の基本は、
●ローテーションによる連作障害の回避
●化学肥料を使う代わりに、窒素固定できる豆類を使った栄養補給

緑地(牧草地)←→畑作地
2つの農家で土地をトレードすることによって、広範囲のローテーションが可能となり、マメ科の牧草を植えることで土壌が豊かになるという。
コミュニティにおける持続可能な土地利用の面白い事例だと思いました。


▼ホームページ(オランダ語)
http://www.hemmenbiologisch.nl/

オランダ語

オランダ語の授業が始まりました。

hoe gaat het met je?

-goet! En met jou?

発音が難しいです・・。

早く覚えて、せめてスーパーに売ってるものの名前が読めるようになりたいです。


本当はドイツ語をやりたかったのだけど、スペイン語、フランス語、オランダ語のクラスしかありませんでした。
ドイツ国境近くの大学なのに、どうしてドイツ語がないのでしょうか。

オランダ人は、ドイツ語なんかやりたくないといっていました。
第2次世界大戦の歴史問題で複雑な感情を抱いているようです。
日本と中国の関係のようなものでしょうか。。。


オランダ語とドイツ語は少し似ているので、ドイツ語は独学で勉強しようと思います!


オランダの授業風景

授業が始まり、3週間が経過しました。


オランダの授業はどんなのかというと、、、
1学期に履修できる科目は午前、午後の2クラス。

4時間ぶっ通しで同じ授業なので、集中力を保つのが大変です・・・。



午前のクラスは「有機農業論」。

経済系、植物農学系、社会学系、法学系と、いろんな分野の学部から集まった学生とチームを編成。

クライアントの現場を訪れ、現実社会の問題を様々な角度からいかに解決していくかプロパーザルを行うというプロジェクト方式。


16カ国からの留学生たちと、あーだ、こーだと議論し。
週1のペースで現場に向かい。
プレゼンの準備に徹夜し。。。


大変だけど、とても楽しいです。



午後のクラスは「持続可能な環境マネージメント」


ある地域のエネルギー使用量などを計算し、資源効率のよい環境設計を行うために、グーグルスケッチアップという、3Dマップ作成ソフトを使って、持続可能なコミュニティのモデルを提案するというもの。

都市計画やランドスケープデザインに使われるソフトで、初めて使いましたが、面白いです。

▼google sketchup
http://sketchup.google.com/


うちの大学は半分以上が社会人大学生だけあって、純粋な学問というよりも、実社会と密接なかかわりをもてるのがとてもユニークで面白いです。

そして、実践を重視するオランダでは4ヶ月間のインターンシップが義務付けられています。
私は、今の職場以外で働いたことがないので、とても楽しみです。

エコビレッジ

「エコビレッジ」という言葉がはっきりと使われるようになったのは1991年、Context Institute のRobert  Gilman氏が「エコビレッジの挑戦("The Eco-Village Challenge")」という記事を発表してからのこと。

Gilman氏はエコビレッジを次のように定義しています。
  • human-scale ヒューマン・スケール(顔の見える範囲)
  • full-featured settlement 基本的要求が備わっている(住居、食料、余暇、仕事など)
  • in which human activities are harmlessly integrated into the natural world 人間の活動が自然と調和している
  • in a way that is supportive of healthy human development and can be successfully continued into the indefinite future 人間の健康な生活を支え、未来に向かって持続可能である
▼Context Instituteホームページ
http://www.context.org/ICLIB/IC29/Gilman1.htm


1993年に、デンマークのRoss Jackson氏は世界で初めてのエコビレッジネットワーク、「ガイアトラスト」を設置し、今日では、GEN(Global Ecovillage Network)に登録されているエコビレッジは395あります。

その一つである代表的なスコットランドのエコビレッジ、findhorn(フィンドホーン)では70%の食物をコミュニティ内で自給しており、エネルギーにおいてはほぼ100%を地域内でまかなっているそうです。


国連においても、持続可能なコミュニティ政策のモデルとしてエコビレッジを評価しており、1998年からUN-HABITATのデータベースでエコビレッジの紹介を行っています。
▼UN-HABITAT
http://www.unhabitat.org/


エコビレッジに滞在しながら、有機農業やセルフビルドなど様々な研修に参加することもできるので、検索してみてください。
▼GENホームページ(日本語)
http://ecovillage-japan.net/gen/index.html

脱穀体験

6070.jpg広場で小麦の脱穀の実演をやっていました。
昔ながらの衣服を着たおじさん、おばさんたちが、敷物に収穫が終わった小麦を敷き詰め、杵のようなものでどたんばたんと搗いていきます。
お餅つきのようですが、杵の先はヌンチャクのように金属の留め金でつながっています。

近くにいると、かなり大きな音がします。飛んでくるのではないかとちょっとびくびくしながら、見学していると、「やってみる?」と声がかかりました。

観光客の注目を浴びながら、私も教えてもらいながら、脱穀にチャレンジ。

おおー。楽しい!!
麦粒とびちる、とびちる。
日本の脱穀と違って大胆!

こんなに叩いたら粉々になっていないかと心配でしたが、藁をそっとのけると、ちゃんと脱穀できてます!
ところ変われば文化も変わり、とても面白いです。

英語で夢を見る

早いもので、オランダに来て1ヶ月がたちました。

実は、海外旅行の経験はありますが、長期滞在は今回が初めてです。
そして、ヨーロッパに来たのも初めてです。

見るものすべてが新鮮で刺激的な毎日を送っています。

最近では夢の中の会話も英語になってきました。
人間の適応力とはすごいものですね。

せっかくヨーロッパにいるうちに、英語プラス別の言語も習いたいと思います。


ラマダン

ルームメイトはイスラム教徒でただいまラマダン中です。

ヨーロッパのラマダンは日が長いのできつそうでうす。
しかも、サマータイム中で、日の出朝4時、日の入夜8時、この間は飲み物も口にできません。

彼女は、夜8時に食べる食事を「ブレックファスト」、朝4時に食べる食事を「ディナー」と呼んでいます。

申し訳ないが、私はランチもディナーも隣で普通に食べてます・・・。


1ヶ月続いたラマダンも今週で終わり。
今週末はパーティーを開くのだとか。
私も日本料理をふるまうことになりました。

うーーーん。
なにつくろう。。


参加型有機認証制度

小規模の有機農家にとって負担になるのが有機認証にかかるコスト。
日本では有機JASだけでいいですが、ヨーロッパでは販売先にあわせて複数の認証を取得する場合もあり、1年に何度も検査を受けることになります。

オランダの場合、「Skal」の「EKO」マークを取得するには年間700ユーロの検査費用がかかります。
日本は検査機関によって異なりますが、約10万~15万。オランダと同じくらいですね。

オランダでは5年前から小規模農家には検査費用の減額措置がとられており、スペインやアメリカの一部の州では政府が検査費用を負担しているところもあります。


IFOAMでは、国の認証制度に代わる、グループ認証制度の適用を進めています。
  • Internal Control System (ICS) 内部コントロールシステム:
小規模農家のグループ内で内部検査を行い、品質を保証するというもの。定期的な第三者認証も必要ですが、グループで行うのでコスト削減が図れるとともに、有機農家同士の連携が高まる効果もある。
  • Participatory Guarantee System(PGS) 参加型保証制度
地域の生産者、消費者、小売業者など多くのステークホルダーが参加することによって透明性を高め、連携を図るというもの。
ICSと異なる点は、有機農業の認証規定に基づく第三者認証を行うのではなく、地域のみんなで確認しあうことでお互いの信頼関係を築いているところです。(アメリカやEUでは第三者認証も取り入れています。)



参考:アイフォームHP
http://www.ifoam.org/


実施されているのは、主に認証費用が払えない途上国の農家グループですが、アメリカやニュージーランドなど、先進国でも実施例があるようです。
(ただし、第三者認証を行わない限り、「オーガニック」と表示できない)

日本の「提携」も一種の参加型保証制度に入るのではないでしょうか。


これらの制度と有機認証制度との同等性、整合性を図り、「オーガニック」という言葉の使用を柔軟に認めること、そして、人材育成を含め内部検査を行える体制を整えることで、途上国だけでなく先進国においても小規模農家の有機認証取得を促すことが必要なのではないかと思います。

国家有機認証制度ができる前に行われていた、消費者と生産者の「提携」運動の原点に戻って考え直す時なのではないでしょうか。

(※「提携」は英語でもTEIKEIと訳されており、地域で農業を支える「CSA community supported agriculture」に影響を与えたといわれています。)



スウェーデンの団体がとてもいいレポートを提供しています。
The Swedish Society for Nature Conservation (SSNC)
http://www.naturskyddsforeningen.se/upload/PGS%20Study.pdf

スポーツクラブ

University Sports Centre de Bongerd

大学のスポーツクラブでは、フィットネスジム、スカッシュ、テニスコートなどの運動場に加えて、数々のスポーツ教室に参加することができます。
  • インナースケート
  • インナバイキング
  • ロッククライミング
  • カポエイラ
  • 合気道
  • 太極拳
  • フラメンコ
  • サルサ
  • ヨガ
  • ピラティス
  • ポールフィットネス
  • エアロビ

などなど、年会費67ユーロを支払えば、好きなコースを好きなだけ無料で受講可能。

さっそく、ヨガのコースに申し込みしてみました。
たまにはリラックスしたいです。

カポエイラもちょっと気になっています。運動音痴でも大丈夫でしょうか・・??
来期はカポエイラチャレンジしてみようかなぁ・・・

プロフィール

ブログ移動しました

「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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