アグロエコロジー
英語論文の書き方
たとえば、リサーチメソッド。
研究方法論や統計についてのクラスはなかった。
こちらでは、メソドロジーについてたくさんの本が出版されているが、日本語で書かれた本を探してもあまり見つからない。
方法論を研究する専門家がいないのかもしれない・・・。
一番困ったのが、日本では書式について学ぶ機会がなく、レポートを書くときもそれほど細かく言われなかったので、こちらにきてMLAやAPAという言葉を初めて聞いた。
書式の違いや使い分けがよくわからなかった。
こちらでは、引用文の書き方は細かく指定され、書き方を間違えると、下手すれば盗用とみなされてしまうのだ。
海外留学を考えている人は、アカデミックライティングや、リサーチメソッドのクラスを履修すべきだと思う。
うちの大学は、アカデミックライティングコースは有料だったので申し込まなかった。ちょっと後悔・・・。
今度図書館でやってる講習会に参加しよう。。
書式の違い。
- APA: 社会科学、心理学、教育
- MLA: 人文科学
- AMA: 医学、生物学
- Chicago: 人文科学、社会科学、物理学
例えば・・・
APAだと、
作者.(出版年).文献. 本のタイトル. 出版地. 出版社
MLAでは、
作者. "文献". 本のタイトル. 出版地. 出版社. 出版年
wordのendnoteに形式を登録しておくと、次に同じ参考文献を使う時に便利。
参考:
早稲田大学メディアネットワークセンター
関西学院大学図書館
Long Island University
学期末試験
ワーゲニンゲン大学は5学期制。
各学期に履修できるのは、午前1クラス、午後1クラスの2科目。
かなりintensiveなカリキュラムです。
午前のクラスは毎日、午後は水曜日以外は毎日入っていました。
必然的にグループプロジェクトで水曜の午後はつぶれるので、課題の提出に追われ、授業の予習、復習がかなりしんどかったです。
それもようやく、今日で試験が終わり一段落つきました。
午前3時間、午後3時間の計6時間に及んだ試験。
問題数がすごく多い上に、日本のように決まった答えはないので、長いようであっという間に終わってしまった6時間でした。
●午前の試験 :有機農業論
かなり狭い部屋にぎゅうぎゅう詰めにされ、辞書を置くスペースもないくらいでびっくりしました。
こんなに近くていいの?一緒に解こうか?と、隣の生徒と冗談言ってました^^;
配られた解答用紙は、かなり分厚い。
3時間なんて長すぎると思ったけど、途中退場した人は数人。
指導教官がストップをかけないので、中には4時間かけて解いてたたクラスメートもいました。
●午後の試験 :都市環境マネージメント
こちらは、雰囲気が全然変わり、お互いの答案が見えない距離に、座る席を指定されます。
持ち込まれた辞書に書き込みがないか、念入りにチェックが入ります。
そして、3時間きっかりに退場させられ、本人が受けたことを確認するために、別の紙に署名させられました。
午前のクラスと厳しさが全然違う・・・。
とりあえず、成績を気にしなければ、通ったのではないかと思います。(希望的観測)
2学期は11月2日からスタート。本当に束の間の休息です。
クリスマス休暇プラン
12月24日から1月3日まで。1月4日から授業スタート。
私は休暇をのんびりすごすということができない性格なので、今から何をしようかと計画を考えています。
1. 普通に旅行
ユースホステルやパックパッカーー宿の旅もいろんな出会いがあって面白そう。
ヨーロッパの町並みはどこも同じような感じで面白くないので、東欧か中東、北アフリカあたりにいきたいです。
2.スタディーツアー
せっかくヨーロッパにいるので、アフリカや東欧、中東のNGOのスタディープログラムに参加するのも面白いかも!
チュニジアキャンプ
http://www.afs-tunisia.org.tn/
EUのユースプログラム
http://europa.eu/youth/
3.クリスマスホリデーキャンプ
クリスマスホリデーを世界中から集まった仲間と一緒に過ごすというホリデーキャンプが各地で開かれます。
馬小屋の修理をしたり、芸術活動を一緒に行ったり、語学を学んだり。
文化交流を一緒にするというプログラム。
フランスの田舎でホリデーキャンプ
http://www.lagiraudiere.com/working_christmas_holiday.html
世界100カ国でワークキャンプ
http://nice1.gr.jp/wc-world/wc-newyear.html
4. 語学留学
ホリデー向けのインテンシブプログラムに参加する。
英語じゃつまんないから、アラビア語、スペイン語、ロシア語とかがおもしろそう。
アラビア語短期講習
http://www.arabeya.org/
5. インターナショナルツアー
GAP、intrepid、 contikiなどが有名ですが、「あいのり」のように、バンをシェアし、アドベンチャーツアーに出かけるという、国際多国籍ツアー。
せっかくなら、一人では行きにくいエチオピアとか、モロッコとかが面白そう。
GAP
http://www.gapadventures.com/
イントレピッド
http://www.intrepidtravel.com/
6. エコビレッジめぐり
寒いついでに、スウェーデンやデンマークのエコビレッジですごすというのも楽しそうです。
ヨーロッパのエコビレッジ辞典を購入しました。
エコビレッジとは何か、どのように作られ、どのように運営されているのか、潰れていったコミュニティについても紹介されており、いい本です。
EUROTOPIA
http://www.eurotopia.de/englverzeichnis.html
パーマカルチャーやバイオダイナミックのコースも探してみましたが、やっぱりどこも夏メインで、ウィンタープログラムが見当たりません。
何か面白いプログラムがありましたらぜひ紹介してください☆
日本料理シェフの巻
練習で巻き寿司つくってみました♪
そのへんにいた、ネパール人と中国人に無理やり?食べさせました。
中国人は、うわーーー本場の寿司だーーー!!って興奮してました。
・・・うん。たぶん、まき寿司ってこんな感じ。(だと思う)
練習というのには、理由があります。
ワーゲニンゲン大学は、5学期制。
試験が終わり、次の学期に入る時にパーティーが開かれます。
その名も、インターナショナルディナー。
毎回、いろんな国の学生が、腕前を披露するという会。
この前はメキシコディナーでした。
そして・・・
あろうことか、この私に、シェフになれと依頼がきた。
日本語しゃべれる中国人の委員が、偶然、日本人の名前みつけて、
次のインターナショナル、日本料理いいんじゃない?と、委員会で発言してしまったらしい。
日本料理は今までやったことないのだとか・・・。
あの・・・すみません、私おにぎりしか作れないんです・・・vV
他の日本人に連絡。
ワーゲニンゲンにいる日本人学生は6人。
うち2人は海外。
買い出しに、調理器具の準備に、炊き込みに、荷物運びに・・・
4人ではちょっと難しい。
しかもみんな5時まで授業が入ってる。
・・・なのに、日程きまってない、キッチン狭い、汚い。
大きい鍋ない。炊飯器ない。
委員に聞いても、その辺に皿とか転がってるから。オーブンもあるし。って。。
オランダ人にしてみたら、
何そんな真剣に考えてんの?
パンにチョコのせとけば、10分で完了じゃん!
みたいなもんだけど・・・・
日本料理は違うんだよーーーー
留学生活もいろいろです。
ブータン料理
いろんな料理が味わえます。
【今まで御馳走になった料理】
- ケニア料理
- ネパール料理
- インドネシア料理
- 中華料理
- カメルーン料理
フィリピン人か、何人だろうと思って話しかけると、なんとブータン人!!
テレビでは見たことあったけど、ブータン人に初めてあったというと、日本人いっぱい知ってるよと言われました。
外国人旅行者で一番多いのは、日本人なんだそうです。
住んでる人もけっこういるとか。
ブータン人のお食事会合に招待してくれました。
辛ーーーい料理たべながら、ブータンのお話いっぱいきかせてもらいました。
ブータンは1900年代に国王が誕生するまでは、無政府状態だったのだそうです。
いまの王様は6代目。若い国です。
日本人と祖先が一緒らしく、数の数え方がすごくにています。
イー、ニー、サン、ス、ゴ
ブータン人は、日本人と同じく、マイノリティーだそうで、全部で7人。(日本人は5人)
NGOで働く人、政府からの派遣で来てる人がほとんどです。
JICAやNGOの派遣で来ている日本人と仕事をすることが多いそう。
もし、ブータンに来るなら、紹介するよ。とここと。
ブータンはいってみたい国の一つでしたが、ますます行きたくなりました。
風林火山
徐(しず)かなること林の如く
侵し掠めること火の如く
動かざること山の如し
これは、オランダ人のことを言ってるんじゃないかしら。
とにかく、やつらは、ぜんぜん動かない。
無駄な労力をつかいたくないのだ。
1日でできる仕事を1ヶ月かけてやる。
銀行も、役所も、すぐ顧客のものをなくす。
なくされた者が悪いのだ。
問い合わせてもなしのつぶて。
動かざること山の如し
と、思ったら、突如思い立ったように極端なことをやる。
根回しもなにもあったもんじゃない。
疾(はや)きこと風の如く
やればできるんじゃん。
オランダ人よ。
なんなんだいったい・・・
このリズム感がよくわからない。
天地は神が創造したのだが、
オランダだけは、オランダ人が作った
・・・のだそうです。
オーガニックツアー
以前、オーガニックビレッジHemmenについて記事を書きましたが、またまたオーガニックツアーでHemmenにいってきました。
▼「有機農家と酪農家の提携について」
http://agroecology.blog.shinobi.jp/Entry/63/
集まったのは有機農業に興味を持つ、ワーゲニンゲン周辺在住者20人。
有機農家3軒と、オーガニックショップを見学しました。
小さな教会を中心とする小さな集落。
土地の所有者は財団であり、有機農業を行うことを条件に土地を貸し出しています。
有機農業のメリットは、環境や健康にやさしいだけでなく、人と人とのつながりが生まれることだと思います。
有機農法は機会に頼らない代わりに、各地域で助け合いのネットワークが形成されています。
自然の節理に沿った農法は経済効率が悪い一方、不利な点をカバーするために、農家・加工業者・卸売店等とのフードチェーンネットワークという形で、地域の中で自然資源や経済資源が循環する仕組みが生まれるのです。
Hemmenはそんな地域のひとつ。
wageningenからフェリーにのり、ライン川を渡るとそこは、藁ぶき屋根の集落が残るのどかな牧草地帯。
オランダを代表する田舎です。
ランドスケープという言葉は、オランダ語が語源だそうですが、オランダ人は、ランドスケープをとても大切にしています。
景観を守るために、21世紀になった今でも川に橋をかけず、船で川を渡っているのです。
そして、遥か地平線へと続く牧草地帯には、勝手に木を植えることはできないのだと言う。
横道にそれましたが、
こちらでとれたオーガニック小麦、大麦は、この間紹介したワーゲニンゲンにある風車に運ばれます。
▼「風車のお店」
http://agroecology.blog.shinobi.jp/Entry/39/
そして、Renkumという村で加工され、Hemmenにあるオーガニックショップで販売されているのです。
「僕は、いつもここの店でパンを買っているんだよ。自分で作った小麦を買ってるんだ。」
と、小麦農家のアンドレが笑いながら話してくれました。
「マーケットガーデン」と呼ばれる契約栽培の有機農園を経営するDe STROOMは、ワーゲニンゲン市内の有機農家と共同で、週3回宅配サービスを行っています。
「ワーゲニンゲンの土壌は砂地、へマンは粘土質。とれる野菜や期間が違うから、足りない分をお互いに補いあえてちょうどいいのよ。」
と、オーナー。
ニッチマーケットならではの戦略ではないでしょうか。
オーガニックには多様な形があって面白いです。
オーガニック食品の宅配サービスは、ナイメーヘン、アーネムあたりまでは、2.2ユーロで宅配してもらえます。
▼ホームページ(オランダ語)
http://www.streekexpresse.nl/
学生寮
ワーゲニンゲン大学では、大学所有の学生寮ではなく、不動産屋さんが学生マンションを扱っている。
IDEALISは学生の住居を手配するプライベートカンパニーだ。
http://www.idealis.nl/
学生寮は5つあり、それぞれの寮によってかなりカラーが違う。
私がすんでいるAsserparkは一番安い学生寮で、中国人が多い。
Bornsesteegは、もっともキャンパスに近く、トイレ、シャワー、キッチンが各個人の部屋に完備されている一番いいアパート。奨学金をもらってきている人や、政府等からの派遣者が多い。
Haarwegは一番間取りが広く、値段も高いアパートでオランダ人が多い。
それぞれのアパートには、「コリドー」とよばれるユニットがあり、各コリドーには8~12部屋の個人の私室+共同のキッチン、トイレ、シャワー、リビングルームがあります。(Bornsesteegのぞく)
同じコリドーに生活する仲間を、ルームメイトならず、「コリドーメイト」と呼んでいます。
各コリドーは、それぞれが独立した自治的ルールをもっており、ハリーポッターの世界のようで面白いです。
共同ルームのハウスワークや経理担当を当番制でシェア。
玉ねぎシェアや、コリドーミーティング、料理教室、コリドーによって、かなりカラーが違います。
合う、合わないは入ってみないとわからず、中にはなれずに引っ越ししてしまう人も・・・
昨日は餃子大会がありました。
いちばんきれいな餃子つくってたのはドイツ人でした^^;
せっかくなら、学生生活もっと楽しくしたいですね。
欧州議会見学
欧州議会の基礎は1952年に創設。ドイツの哲学者カントの「永久平和のために」があるといわれています。
欧州議会は3か所にあるんですね。知りませんでした。
本会議:ストラスブール(フランス)
委員会:ブリュッセル(ベルギー)
事務局:ルクセンブルク
しかし、本議会をベルギーに移転させ、一本化しようという動きもあるようです。
▲ブリュッセル欧州議会
見学には、空港並みの厳重なセキュリティチェック、パスポートの携帯が義務付けられています。
まず、議会職員が20分程度パワーポイントで欧州議会の概要を説明してくれます。
欧州連合の目的や意思決定のあり方などの内容は、かなり理想論的なお話でした。
実際のところはいろいろ問題があるのではないかと思いますが、あまり時間がなくてつっこんで聞けませんでした・・・。
●政党
欧州議会にも当然政党があります。
(2007年~2009年議席)
- EPP-ED (european people's party and european democrat) 285
- PES (socialist group in the european parliament) 215
- ALDE (alliance of liverasl and democrats for europe) 102
- UEN (union for europe of the national group) 44
- Greens/EFA (greens/ european free alliance) 42
- GUE/NGL (european united left/ nordic green left) 41
- NI (non-members) 32
- IND/DEM (independence / democracy group) 24
国別議席
- ドイツ 99
- フランス 72
- イギリス 72
- スペイン 50
- ポーランド 50
- ルーマニア 33
- オランダ 25
- ベルギー 22
- ギリシア 22
- ポルトガル 22
- チェコ 22
- ハンガリー 22
人口比率をもとに議席が決められているようです。
そして、質疑応答のあとは議会場の中を案内してもらいました。
建物の中は自由に写真撮ってOKとのこと。
議員になりきり写真を撮ってみたり・・・。
議会場は、扇形に配置されています。
座る場所は、政党ごとにきめられているのだそうです。
右翼、左翼というのは、こういうことなんですね。
EUのホームページで議会見学の予約ができます。
興味ある方は、観光ついでにどうぞ。
http://www.europarl.europa.eu/
ベルギー
ワッフルと言えばベルギー。
オランダにも似たようなお菓子がありますが、やっぱり本場の味は違います!!
断然おいしい!
そのへんのワッフルスタンドで買ってもはずれなし。
5件くらい食べ歩きしました。
四角いワッフル、丸いワッフル。
柔らかいワッフル、もちもちしたワッフル、硬いワッフル。
形も味もお店によって様々。
日本では柔らかいワッフルがおなじみではないでしょうか。
もちっぽいワッフルは初めて食べました。
プレインワッフルの値段は、1個1.2ユーロ~3ユーロあたりが多いです。
チョコレートやバナナのトッピングを追加するとさらに高くなります。
ワッフルの食べ歩き、けっこうお金かかります。
ベルギーはお菓子の国。
ワッフルのほかにも、パンやアイスもお勧めです。
ごみ箱のデザインもおしゃれでかわいいです。
プロフィール
「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/
たねのもりびと
ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture
ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事
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