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洞窟のクリスマスマーケット

マーストリヒトから約10分のオランダ南部の町、volkenbergで洞窟の中のクリスマスマーケットという珍しいイベントが開催されていると聞いて行ってきました。

マーストリヒトは、あとからオランダにくっついた町で、オランダ人に言わせると、マーストリヒトというと、ちょっと異国の感じがするのだとか。日本でいえば、沖縄からきた人って感じなんだろうか。

マーストリヒトには、オランダ最高峰の山があります(320m)。
そして、オランダらしからぬ坂道。

volkenbergの坂道には、ずらりとお店が並ぶ。
静かな日曜日が嘘のように人、人、人。
オランダは日本並みに人口密度が高い国だったんだと思いだした。

チケットを4ユーロで購入。
長い行列に並んで、やっとたどりついた洞窟の入り口。
CIMG9527.JPG

そこで衝撃の一言。

「このチケット、違う洞窟のだよ。」

???!!!

なんと、洞窟のクリスマスマーケットは2つあったのだ。

かなり並んだのに、やり直しです。
気を付けてください^^;


こちらが今回入場したfluweelengrot。
もうひとつの洞窟とどちらが大きかったのかわかりませんが・・・。


丘の上のファルケンブルク城と、丘からの眺め。


CIMG9527.JPG

CIMG9527.JPG




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理想の農場プロジェクト

とあるプロジェクトで、畜産チームに入った。

土壌チーム、植物チーム、畜産チームの3つのチームに分かれ、その農場の問題点を明らかにし、改善のためのシナリオを作るというもの。


最初の週は、チームごとのプロジェクト。
家畜の栄養分析と経営分析。

そして、次の週は、各チームの代表1人づつで編成しなおされた3人1組のチームで、理想の農場モデルを提案。

毎週プレゼン、レポート、チームミーティングがあり(8時半~5時半までは講義)、寝る時間ないし、食事もパソコンの前でパンをかじる毎日だった^^;

日本の大学ではこんなに勉強したことなかったですが、海外の大学生ってみんなこんなもんなんでしょうか。
何度貫徹したことか・・・


オランダの大学はこのように、実践的な授業が多く、半分以上がチームワーク方式。

実際に、学生が政府機関や企業から予算をもらってプロジェクトを請け負うこともあります。
プレッシャーも大きいですが、その分、仲間から学ぶことも大きいです。


そして、今週は、individual project
今回は、チーム関係なく、各人がそれぞれの国で、農場モデルのシナリオを作ることになった。
日本じゃ畜産と農場複合経営してるとこのデータがあんまりなくて難しい・・・。


けど、改めて、有機農業を考える上で動物とのかかわりは重要だなぁと感じた。
将来農場やるときは、家畜も飼いたいなぁ♪

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シンタクラースがやってきた!

うちの寮にもピートを連れて、シンタクラースがやってきました。

んん?
なんか若くみえるけど、おいくつですか?


シンタクラースさん、にっこりしながら

「500年以上生きてます」

思わずこちらもにっこり。

袋に入った大量のペパーノート。好きなだけとっていいよ。と。

これからすべての寮をまわるのだそうです。

お疲れ様です。


▼うちの寮の共同キッチン
CIMG9486.JPG











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オランダのケアファーム(福祉農園)

オランダでは、障がい者やお年寄りのためのリハビリとして、園芸療法が古くから取り入れられてきました。

現在、オーガニックファームを中心として、ケアファーム(福祉農園)をはじめる小規模農園が増えています。(2006年時点で500超、8000人が利用しています。)

ケアファームのタイプ
ケアファームは、ボランティアで障がい者、お年寄り(クライアントと呼ばれる)を受け入れているところもありますが、多くの場合有償です。
60%のケアファームは団体と契約しており、クライアントを受け入れることで団体から収入を得ています。

  • AWBZ (Dutch national insurance against risks not covered by personal health insurance)
  • PGB (individually assigned budget enabling person to 'buy' care, help and supervision)
20%の農場はAWBZと契約、60%はPGBと契約しています。
一人当たりのクライアントにつき、得られる収入平均は、
 AWBZ:50ユーロ/日
 PGB:77ユーロ/日
(出典:J. Hassinkl et al. Current status and potential of care farms in the Netherlands)


ケアファームとして認定されるには条件があり、補助を受けるためのペーパーワークが増えるので嫌がる農家さんも多いようですが、かなりの収入です。

環境保全活動のための人手確保として、障がい者の雇用として、福祉の向上として、ケアファームが注目されています。そして農家にとっても、収入向上につながっています。

日本でも、福祉の現場で園芸療法を取り入れる例が増えていますが、オランダでは、個々の農家が、地域の福祉、環境政策にかかわっているのです。

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オランダの育種農家(ホビーブリーダー)

日本では品種改良は主に民間の種苗会社や公的機関が担っていますが、オランダにはユニークな制度があります。

その名も、ホビーブリーダー(趣味の育種家)

このシステムは、研究機関、民間の種苗会社、農家が連携し、品種開発をやっていこうというもの。

研究者は知識を持っているが、農民は知恵をもっている。

いくらすばらしい開発しても、使われなければ意味がありません。
現場に一番近い農業者が、ファーマーブリーダーとして開発のプロセスにかかわることによって、需要に合った品質を開発するという、農民参加型の育種ネットワークが注目されています。

育種家になるには、専門のトレーニングコースを受講しなければならず、選抜にはかなりの時間がかかりますが、
種苗登録された場合は、ロイヤルティの50%が農家の収入となります。


日本でも山間部にたくさんある耕作放棄地でこのシステムを導入すれば、「ひと山当てたい」農家さんが集まるかもしれませんね。


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どちらの肉を食べたいですか?

それでもまだ病気でボロボロになった肉を食べたいですか?

※心臓の悪い人はみないでください。



有機農業では、抗生物質の使用は緊急時のみ認められていますが、病気になってから対処するのではなく、病気にならないようにストレスを減らし、予防を行うことが基本です。

オーガニックのチキンでも最終的にコンベアーで運ばれて首を切られるのは同じじゃないかと思われるかもしれませんが、広い庭を駆け回る様子は幸せそうです。

オーガニック野菜に比べると、オーガニックチキンの比率は低いのだそうです。
ヨーロッパのある調査によると、オーガニックを購入するのはベジタリアンである確率が高いようです。
なので、オーガニックチキンは売れず、あまり広がらないのだとか。

そういえば、有機JASを貼った鶏肉・・・見たことないかも。


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オランダ在住日本人研究者の会inライデン

ライデンでオランダ在住の日本人研究者の会が定期的に開かれているという話をきいていってきました。
通称「シーボルト会」に集まったのは、研究者だけでなく、出向でオランダに来ている人、異業種交流に興味がある人など、さまざまでした。
ワーゲニンゲンでは、ほとんど日本人に会うことがないので、オランダにこんなに日本人いたのかと、びっくりしました。
みなさんが持ち寄られたディナーはとてもすばらしく、久しぶりにいいもの食べました♪
また次回も参加したいです。

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サンタクロースの祖先

オランダではクリスマスが2回あります。

11月のある日、聖ニコラスが黒人の子供、ピートをお供に連れて、スペインから船でやって来ます。
 
伝説ではなく、まじでやってくるのです。
いま、全国を回っている途中で、ワーゲニンゲンにも来月やってくるらしい☆

いい子にしていれば、ペパーノートというお菓子をもらえるのですが、悪い子は、ピートがスペインに連れて帰ってしまうのだそう。
525.jpg【写真:オランダ政府観光局より】
 
17世紀、オランダ人の移住とともにアメリカに渡り、長い年月を経て現在のサンタクロースへと変わり、ヨーロッパに逆輸入されたのです。

聖ニコラスは白馬にのっていますが、サンタクロースはトナカイとそりになってます。


今日は、プレゼンの後、先生からご褒美にペパーノートをもらいました☆

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黒い大根

黒い大根を見たことありますか?

CIMG9338.JPG

Black radish(学名 Raphanus niger)

市場で売られていたので買ってみました。
皮だけが黒く、中身は白いのですが汚れているわけではありません。

日本では見かけませんが、ヨーロッパではそれほど珍しくないのだとか。
食べ方は、普通の大根と同じように、スープやサラダに使うといいのだそうです。

その昔、エジプトで、種から油をとるために、育てられていました。
そして、アジアに伝わり、ヨーロッパにはアジア経由で伝わりました。

その頃は、黒大根は、食品というよりも、肝臓の「薬」だったのだそうです。
その外観は、見れば見るほど、漢方薬のようです。

黒大根は、ビタミンが豊富でインフルエンザに効くとも言われており、寒いヨーロッパの冬を乗り切るのに欠かせないものかもしれません。


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プロフィール

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「アグロエコロジー」続編:
http://agro-ecology.blogspot.jp/

たねのもりびと

ワーゲニンゲン大学大学院
有機農業研究科修了
(アグロエコロジー専攻)
Wageningen University
MSc of Organic Agriculture

ブータン政府GNH委員会インターン
国を100%オーガニックにする国家プロジェクトに従事

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